秋田の日本酒について

秋田地酒雑学

目次

1.日本酒とは

2.秋田県の日本酒の特徴

 (1)秋田流長期低温発酵でふくよかさを生む

 (2)秋田の日本酒の特徴は「なめらかさときめ細かさ」

 (3)日本酒は甘めの傾向にある

3.日本酒の選び方

 (1)日本酒の種類で選ぶ

 (2)甘口、辛口で選ぶ

 (3)飲み方で選ぶ

 (4)香りで選ぶ

 (5)産地や米の種類で選ぶ

4.福乃友おすすめ日本酒ランキング

5.まとめ

【福乃友】秋田日本酒ランキング

1.日本酒とは

 日本酒とは主に水と米と麹の3つを原料とし、発酵・熟成させて作る日本特有のお酒のことをいいます。甘口でフルーティーなものから、キリッと辛口のものまであり、様々な味・風味のお酒があります。また、日本酒は醸造アルコールが含まれているか、いないかの違いにより大きく分けられます。醸造アルコールが含まれているものを「本醸造酒」、含まれていないものを「純米酒」と呼びます。また、お米の精米具合により、「吟醸」・「大吟醸」と分けることができます。一般的な日本酒のアルコール度数は15%程度ですが、6~8%のアルコール度数が低い商品もあります。

2.秋田県の日本酒の特徴

東北を代表する日本酒の産地「秋田」の地酒についてお伝え致します!

秋田は「美酒王国」の異名を持ち、日本酒の消費量が全国第2位であるほどの日本酒の消費量が多い県です。この地に酒蔵が生まれたのは、今から500年以上も前になると言われています。秋田で日本酒が愛され続ける背景には、酒造に必須の原料、お米づくりに適した豊かな土壌と、歴史に裏付けられた理由がありました。

(1)秋田流長期低温発酵でふくよかさを生む

秋田県は日本海側に面しており、冬の季節には多くの雪が降る、降雪量の多い地域です。雪国の秋田で生まれる日本酒は、低い気温かつ適度な湿度によって保たれた環境で、じっくりと発酵・熟成が行われます。この低温で時間をかけて日本酒をつくる製法は「秋田流長期低温発酵」と呼ばれ、ふくよかでありつつクセの少ないお酒を生み出すのが特徴となります。秋田流長期低温発酵は、秋田県横手市出身の酒造りの集団・山内(さんない)杜氏によって引き継がれてきた製法です。

(2)秋田の日本酒の特徴は「なめらかさときめ細かさ」

秋田の日本酒が美味しい理由は3つあります。まず、1つ目は雄物川、米代川、子吉川の一級河川が秋田の土地に流れて、耕地を潤していること。2つ目は地元の山内杜氏によって秋田独自の酒造り(秋田流長期低温発酵)の技が受け継がれていること。3つ目は行政・民間にて米の品種改良などが盛んに行われていることが挙げられます。このように、丁寧に造られた秋田の日本酒の多くは、秋田美人の肌のようにきめ細かくなめらかで、口あたりのやさしい淡麗な味わいが特徴となっています。

(3)日本酒は甘めの傾向にある

秋田県で作られる日本酒は全体としてやや甘めの傾向があります。江戸時代、秋田県で銀が発見されたことにより多くの採掘者が訪れ、その肉体労働者の疲れを癒すために甘味のある日本酒が作られるようになりました。その酒質は透き通っていながらも豊かな甘みが感じられ、芯のあるはっきりとした味わいが秋田県産の日本酒の特徴となります。

3.日本酒の選び方

(1)日本酒の種類で選ぶ

冒頭でもご紹介しましたが、日本酒は「本醸造酒」と「純米酒」の2種類に分けられます。「本醸造酒」とは、原料である水、米、麹に加え、醸造アルコールが含まれる日本酒になります。醸造アルコールを加えることにより、華やかでフルーティーな香りと辛くすっきりとしたを味わいを増す効果があり、比較的爽やかな口当たりに仕上がるのがポイントとなります。

一方、「純米酒」には、醸造アルコールが含まれていないので、米本来の風味を楽しめるのが魅力となります。

また、お米の精米歩合によっても、味や風味、呼び方が変わってきます。純米酒では、米の精米度により呼び方が変わり「純米吟醸酒」や「純米大吟醸酒」と呼ばれます。

(2)甘口、辛口で選ぶ

日本酒の味には大きく分けて「甘口」と「辛口」の2種類があります。基本的に、甘口は濃厚でコクがあるお酒、辛口はのど越しがよく、キリッとすっきりした味わいであることが特徴になります。甘口と辛口の度合いは、糖分量によって決まり、糖分が多いと甘口、少ないと辛口になります。醸造アルコール量が多いと発酵が進み、糖分量が少なくなるため、辛口である傾向が高くなります。甘辛の度合を数値で示す「日本酒度」と呼ばれる指標があり、マイナスであるほど甘口、プラスであるほど辛口となります。日本酒を選ぶ際は、甘口と辛口のどちらの銘柄を選ぶのかも大切なポイントとなります。

(3)飲み方で選ぶ

温度によって日本酒の飲み方は様々あります。大きく分けると、「冷酒」、「常温(冷や)」、「ぬる燗」、「熱燗」と様々な温度帯で日本酒を楽しむことができます。そのため、好みの飲み方に合わせて銘柄を選ぶのもおすすめです。

冷酒は日本酒の華やかな香りを感じることができ、ある程度雑味が抑えられることによりスッキリとした味わいが楽しめます。常温は日本酒本来の味が現れると言われています。丁寧に作られたお酒でないと美味しく味わえないので、日本酒通の方の飲み方と言えるでしょう。燗酒はアルコールが少しきつく感じられるかもしれませんが、コクがあり旨みを感じる飲み方となります。飲み方によって味の印象に変化があるのが日本酒の魅力となりますので、ぜひ、様々な飲み方を試してみてください。

(4)香りで選ぶ

日本酒を楽しむ際の醍醐味のひとつとして「香り」があります。香りを表現する言葉としては、「フルーティー」、「華やか」、「爽やか」、「ふくよか」、「熟成感」といったものがあります。

「フルーティー」は一般的に華やかで甘みのある香りを表現します。日本酒の場合は、バナナやりんご、ライチなどの果物で表現することがよくあります。「華やか」は「吟醸香」と言われ、甘い果実や花に例えられる香りのことを言います。梅の花、アカシア、チューリップなどの花に例えて表現されます。秋田県では近年、新しく開発された酵母、「akita雪国酵母」を使用して醸造する蔵も増えています。

「爽やか」は、酸味の強いスッキリとした印象の香りを表現します。若い果実やレモン、ライムといったの柑橘系の果物の他、三つ葉やなどの菜類や青竹、笹の葉などの木系の言葉で表現されることがあります。「ふくよか」は、日本酒が本来持つ、米、穀物のような旨味成分を感じさせる香りを表現します。

「熟成感」は、奥深く重厚な香りがイメージできる言葉を表し、じっくりと熟成させた熟成古酒の香りはカラメルやナッツ、シェリー酒などの表現がよく用いられます。

また、「精米歩合」によってもお米の香りは変わってきます。精米歩合とはお米をどれ程削っているのかということを表し、例えば「精米歩合90%」と記載のある日本酒は、米の外側から10%を削っているという意味になります。ちなみに、本醸造酒に分類される「吟醸酒」は精米歩合60%、「大吟醸酒」は精米歩合50%以下となり、純米酒に分類される「純米吟醸酒」は精米歩合60%、「純米大吟醸酒」は50%以下となります。このように、精米歩合の数値が低いほど、原料となる米を大量に削るため、香りの高いお酒となり、その分価格も高くなる傾向にあります。

(5)産地や米の種類で選ぶ

日本酒の産地や、米の種類でも味わいが大きく異なってきます。有名な日本酒と言いますと、新潟県の「久保田」、「八海山」や兵庫県の「山田錦」、山形県の「十四代」、山口県の「獺祭」などがあります。秋田県の名の知られている日本酒は「爛漫」、「雪月花」、「高清水」、「新政」、「秀よし」、「雪の茅舎」、「飛良泉」、「まんさくの花」などが挙げれれます。

各地域の蔵元において、その土地の気候や風土を生かして独自の味を追求してきた日本酒は、その土地での名物料理や特産物に合うように造られていることもあります。山菜や苦味のある野菜を食べることの多い東北地方や内陸部では酸味の利いた日本酒、旨味のある魚介類が豊富に採れる沿岸部ではすっきりとした味わいの日本酒、柑橘系の農産物が採れる地域ではとろりとした粘性を感じる日本酒などが作られています。ぜひ、食卓のメニューに合わせた、日本酒の銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。

4.福乃友酒造株式会社おすすめ日本酒ランキング

ランキング第1位

「純米吟醸原酒 冬樹」

「酒造好適米には出せない味を一般米で」をコンセプトに、米の味たっぷりの純米吟醸原酒です。無ろ過、無調整の一切手を加えていないしぼったままの状態で瓶詰めしました。ガツンと飲みたい時はそのままで、たくさん飲みたい時はオンザロックも楽しめます。

常温か軽く冷やしてお飲み下さい。

【商品詳細】

■原料米:国産米

■精米歩合:60%

■アルコール度数:16度

■日本酒度:+2

■内容量:1800ml、720ml、300ml

■保存方法:直射日光を避け冷蔵保存

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ランキング第2位

「純米吟醸生原酒 冬樹」

地元産の米を使用して仕込んだ味わい深い純米吟醸生原酒です。無ろ過、無調整の仕込みにこだわり、できたままの味わいをそのまま瓶詰めして出荷しております。秋田の代表的郷土料理「きりたんぽ鍋」を始め、しっかりとした味わいのお肉料理などともお楽しみいただけます。

【商品詳細】

■原料米:国産米

■精米歩合:60%

■アルコール度数:16度

■日本酒度:+3

■内容量:1800ml、720ml

■保存方法:直射日光を避け冷蔵保存

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ランキング第3位

「秋田犬ラベル純米吟醸酒」

純米吟醸蔵として様々な純米吟醸酒を造っている福乃友では、吟醸造りと同じ製法で麹を造り酵母には秋田流花酵母AK-1を使用しました。爽やかな吟醸香とまろやかな米の旨味を十分に感じていただける旨味たっぷりの純米吟醸酒に仕上げました。やや辛口でお料理との相性も抜群!秋田のお土産やギフト・贈り物として見た目だけではなく味でも喜んでいただける自信の品です。秋田犬ラベル純米吟醸酒はシリーズとして季節ごとの限定品もございます。

【商品詳細】

■味わい:旨辛

■アルコール度数:16度

■日本酒度:+4

■内容量:720ml

■保存方法:直射日光を避け冷蔵保存

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ランキング第4位

「純米吟醸原酒冬樹プレミアム」

冬樹シリーズの最上位で酒米の王者・山田錦×食味米の王者・あきたこまちの夢のタッグによるおだやかな香りと酒米らしいスッキリとしたキレ味が特徴。ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021プレミアム純米部門で金賞を受賞した、純米吟醸原酒冬樹プレミアム。プレミアムにふさわしい香りと深いコクの余韻を残しながらキレていく味わい。芳醇辛口でお刺身や鍋料理とも好相性。

【商品詳細】

■精米歩合:60%

■アルコール度数:17度

■日本酒度:+3

■内容量:1800ml、720ml

■保存方法:直射日光を避け冷蔵保存

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ランキング第5位

「60純米酒」

60%精米のお米を贅沢に使った純米酒です。

冷やしても、ぬる燗でもぴったりです。

【商品詳細】

■原料米:

■精米歩合:60%

■アルコール度数:15度

■日本酒度:

■内容量:1800ml

■保存方法:直射日光を避け冷蔵保存

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コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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