秋田県大仙市、雄大な奥羽山脈を望む地で、1913年(大正2年)に創業した福乃友酒造。初代当主 福田秀一と杜氏 高橋友五郎の氏名から一文字ずつを取り「福乃友」と名付けられました。以来、百余年に渡り、地域に根ざした酒造りを続けています。
福乃友酒造の酒造りは、「伝統と革新」 をキーワードに、高品質な日本酒を生み出しています。
伝統:受け継がれる技と精神
福乃友酒造では、創業以来受け継がれてきた伝統的な技法を守り続けています。
- 手造りへのこだわり: 大量生産ではなく、小仕込みによる丁寧な手造りを重視。蔵人たちは、長年の経験と勘を頼りに、米の状態や気温、湿度などを見極めながら、醪(もろみ)を育てています。
- 秋田流寒仕込み: 秋田の寒冷な気候を利用した「秋田流寒仕込み」を採用。冬場の低い温度でじっくりと発酵させることで、雑味のないクリアな味わいの酒を生み出しています。
- 地元産米へのこだわり: 人気の酒造好適米や、地元秋田県産の米を積極的に使用。その土地の米を使うことで、その土地の水に合った、より良い酒造りができると考えています。